時空を超えて

500年の歴史

グラン・フランセの名は、アキテーヌ地方がイギリスの支配下にあった14世紀に生まれました。私の遠い祖先がフランス王国の権利を主張して尽力し、この名を授かったようです。

醸造棟はシャトーに隣接しており、畑は赤い砂礫質で、すでに15世紀からぶどうが栽培されていました。

かつてシャトー・グラン・フランセは、600ヘクタールのぶどう畑と農地に囲まれ、安らぎと静寂に満ちた楽園でした。麦やぶどう畑とともに、グラン・フランセは数世紀を生き延びてきました。時は流れ、土地は姿を変えた…

私の家族は、この土地を守るためにあらゆる手を尽くし、今日まで代々受け継いできました。

1906年、ぶどう畑の衛生状態が優れているとして、シャトー・グラン・フランセは農業功労賞のメダルを受賞しました。

Notre histoire

1999年から、有機農法への転換を始めました。グラン・フランセにとって、健全な果実は偉大なワインを造るための必要条件ではありますが、それだけでは十分とは言えません。

シャトー・グラン・フランセの魂が生き続けるためには、非の打ち所のない品質と結びついたエレガンスが必要です。

そして、ワインに生命を見出したいからこそ、自然に熟成させているのです。私は熟成とはワインの教育だと考えており、常に細心の注意を払いながら、ワインを良い方向に導いています。
このワインには、私の人生観が投影されています。

私のチームのメンバーは25年間、この冒険に伴走してくれました。彼らのコミットメントは、長い年月を経ても全く変わっていません。

私はグラン・フランセの魂を永続させることで、彼らに敬意を表したいと考えています。

ある一家の物語

Dominique Vacher

Ancre 1